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Atelier Shiro Petit Journal

雪国暮らしの道具2〜修理する喜び

ちょっと前にネットショップから買ったスノーシューを壊してしまった。
ショップに部品の有無を問い合わせているが、答えはまだ来ない。
そのうち冬も終わっちゃうしなぁ…。
というわけで、自分で部品を作って修理することにした。

壊れたのは
TUBBS Flex ALP Men's "24(タブスフレックスALP 男性用24インチ)
雪国暮らしの道具2〜修理する喜び_f0225998_1845397.jpg

雪原を歩いている途中で、写真の箇所の部品が落ちて無くなってしまった。

なぜ落ちたのか、いまひとつ原因がわからないのだが、
雪は固めだったし、思いがけない負荷がかかったのかもしれない。
しかし、トラブルが自宅付近のなんて事無い雪原だったから良かったけど、
本格的な山の中だったら…と思うと簡単に壊れてほしくない箇所ではある。

ここはフレームと可動式のクランポンを留めるピンの入る所で
ピンに空けられた穴にダブルリングを通してクランポンがフレームに
固定される仕組みになっている。
雪国暮らしの道具2〜修理する喜び_f0225998_18514675.jpg


トラブルに気が付いた時、関係する全ての部品が無くなっていたのだが、
足跡を慎重に逆に辿って、ストッパー金具(クランポンの可動範囲を調節
している)とピン固定のリングを雪の中から発見。これはラッキーだった。
雪の中でこんな小さな物がよく見つかったなぁと思う。

見つかったリングは変形していなかった。
ということは、リングを通す穴の所でピンが折れて抜け落ちた
可能性が高い。
無理な加重でフレームやクランポンを変形させないように
わざとピンの強度を落としているのかもしれないなぁ…。
そうすると自作するピンもある程度壊れやすい(?)
素材で作らなきゃならないかも。

雪国暮らしの道具2〜修理する喜び_f0225998_10393040.jpg

フレームの穴は5ミリだ。
今回修理パーツの材に選んだのは、シャフト径5ミリの
アルミ製リベット(長さ12ミリ)。
リングを通す穴あけには2ミリの金属用ドリルを使う。
相手がアルミだから、苦労も無く穴開けは完了。
ドリルでできたバリをハンドルーターで丁寧に落として、
ペーパーをかけて仕上げる。
あとは組み立てるだけ。
案外簡単だった。

もし、ストッパー金具が見つかっていなかったら、作業はもっと大変だったろう。
あれ作るとなると、金属の板から切り出してやらなきゃなんないからなぁ。
やっぱりこのパーツはメーカーから取り寄せといた方がいいだろうな。
それにしてもショップはなにやってんのかなぁ…苦笑。

さてさて、修理の済んだスノーシューで早速雪野原へ飛び出します!
風もなく穏やかな雪国の冬景色。

雪国暮らしの道具2〜修理する喜び_f0225998_1919576.jpg

雪国暮らしの道具2〜修理する喜び_f0225998_19201141.jpg
雪国暮らしの道具2〜修理する喜び_f0225998_19202593.jpg
雪国暮らしの道具2〜修理する喜び_f0225998_19203836.jpg


美しくて、うれしくていっぱい写真撮っちゃいました。
修理した部分も問題なく機能しているみたいで
めでたしめでたし!



# by atelier_shiro | 2013-02-07 19:31 | 道具のこと

雪国暮らしの道具〜1

雪原に彩雲が映えるこのごろ。
久しぶりに山道具の買い物をした。
雪山を歩くための「スノーシュー」。
雪国暮らしの道具〜1_f0225998_15485776.jpg

冬至を境に世界で気象が荒れている。
これが本格的に役立つ日も近いのかもしれない。



# by atelier_shiro | 2013-01-17 16:01 | 道具のこと

半月のぼって新しい世界幕を開ける

ようやく外に向き合える気持ちになりました。
たまにありますね、放置期間…。
半月って読みは「はんげつ」です。
穏やかな周期の転換。
激動の13年? いや希望に溢れた新年。
半月のぼって新しい世界幕を開ける_f0225998_20175612.jpg

誰もが輝くことのできる、新しい周期がはじまったよ。
もう迷うことはない。
新しい自分たちにかんぱいっ!



# by atelier_shiro | 2012-12-22 20:31 | 大切なこと

冬籠りへ

世界はゆっくり移り変わり
いまは沢庵用の大根を干す季節
一冬越すための薪つくりも最盛期
最後の畑野菜、ヤーコンの収穫近し
大切に育てている木々の冬囲いの準備…

友人がリノベーションという方法で家を得た。
廃材がいっぱい出るというのでもらった。
日本家屋の建材はだいたい松である。
薪としての松は、陸上の短距離走者のような感じである。
一気に火力が上がり、燃焼時間は短い。
この性質を利用して、ストーブ料理を楽しむ。

薪ストーブは火力が強いので、器具も厚手の物を。
今年は中古厨房器具屋さんから、寸胴やら雪平やら調達した。
調理器具を買うのは久しぶり。
みんなは何処で活躍していたの?
うちのストーブは快適ですか?
冬籠りへ_f0225998_1621241.jpg

薪ストーブを囲むように作業用の四角いテーブルを2つ。
廃材で作った。
廃材の熱でできた料理が廃材のテーブルに乗って出て。
廃材さまさまですね。

2年前に頂いたタモの木。
ゆっくり乾燥して安定したので、椅子の足に使ってみよう。
僕と同い年くらいのタモだろうか。
機械で無理をせず、吉野斧で形をととのえる。
道具振る手に尽きることのない木の命。
冬籠りへ_f0225998_1625226.jpg

畑守りの役を解かれたタモの木さん。
今度は僕たちとともに薪ストーブの前で安らぎを。



# by atelier_shiro | 2012-10-26 16:07 | 土に暮らす〜家

限りなく純粋なこころは
柔らかい衝撃とあたたかな矢を放つ
詩_f0225998_20463515.jpg

今日ぼくは優しいこども達の目にその光を見た



# by atelier_shiro | 2012-10-04 20:48 | 大切なこと

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